任意保険の車両保険とは

車両保険とは

自動車保険で悩むことが多いのが、「車両保険」です。対人・対物保険は絶対に必要な保険ですが、車両保険は入っていない人も多く全国の加入率は42%ほどです。

 

ただ、新車を購入した場合や、中古車でも高級車を購入した場合には、万一のことを考えて車両保険に入る人が多いです。
500万円の車を買って、車両保険に入らずに自損事故で全損という場合には、500万円の資産が一瞬で消えてしまうことになります。

 

車両保険は事故などで自分の車が損害を受けた時に支払われる保険です。車同士の事故の場合、相手の対物保険によって車を修理することもできますが、過失割合によっては全額補償してもらえませんし、単独事故の場合は車両保険に入っていないと保険金が受け取れません。

 

車両保険の補償範囲は

車同士の事故に遭った
自損事故を起こした
車庫入れでキズをつけた
水害で損害を受けた
当て逃げされた
いたずらされてキズがついた
タイヤが跳んできてぶつかった
飛び石でフロントガラスが割れた
車の盗難にあった

 

など補償金額は、車の車両価格以上の保障はありませんが、補償範囲が広く、事故を起こす場合が多いですから、保険料は対物賠償保険などに比較すると高い感じがするでしょう。

 

いずれにしても、自分の車の損害に対してだけの保証ですから、500万円の車でそれ以上の損害とはなりませんから、保険者の自由な考え方で入るか入らないか決めていいでしょう。

 

購入した車の金額によっても変わってきますが、全ての状態が補償される一般車両保険は、新車で購入してから始めの2年ぐらいで十分です。その後、徐々に補償範囲を狭めていき、8年ぐらいした所で車両保険を無くして良いと思います。

 

購入価格が200〜300万円の車であれば、6〜7年経過すれば、法定車両価格は0円になりますので、6〜7年経過後は加入するのをやめたほうがいいかもしれませんね。

 

車両保険の免責金額

 

自動車保険のパンフレットなどを見ていると「免責」という言葉を見かけると思います。免責というのは、保険会社が責任を免れる事を言います。

 

自動車保険における免責というのは、「保険会社が保険金を支払わなくても良い」ことを指します。具体的には、車両保険で一定金額までは契約者が負担する事や、契約者に重大な過失があるなどの理由で、保険会社が保険金を支払う必要がない状態のことです。

 

車両保険に入っていても免責金額の部分は自分で負担しなければなりません。
免責金額を10万円に設定している場合に100万円の損害が発生すれば90万円は保険から支払われ10万円は自分で支払うことになります。免責金額をゼロにすることもできますが、そのぶん保険料が高くなります。

 

免責金額の設定には車の購入価格、自分の経済状態、保険の等級などを考慮して決定するのが良いかと思います。

 

車対車の事故の場合、相手の対物保険から車両保険の免責部分が支払われるため、免責金額を全額支払うケースは多くありません。数万円の修理代であれば保険を使わずに自腹で直した方が安く付く事もありますし、免責金額を設定して保険料を安くした方が良いでしょう。

 

車両保険は入った方がいいのでしょうか。

車両保険に入った方が良いのかは、その人の考え方によります。事故を起こす可能性と車の価値を元に自分で判断するしかありませんが、新車の場合は入るのが一般的です。

 

車両保険の保険金額は、現時点の車の価値(市場価格)で決まりますので、初年度登録から時間が経っている車であれば車体の価値はあまりないでしょう。 市場価格以上の保険金額をかけることはできず、仮に事故で修理代が100万円かかるとしても、その市場価格が50万円であれば50万円の保険金しか受け取 ることができません。

 

いずれにしても、車両保険については購入価格が安い場合は、とくに入る必要はない保険かもしれませんね。

 

車両保険で保険会社が保険金の支払いをしない場合

車両保険の免責金額の他にも、保険会社が保険金の支払いを免れるケースがあります。自動車保険の約款に書かれていますので、チェックしてみましょう。

 

飲酒運転、ドラッグ使用など、正常な運転ができない状態での事故
無免許運転、免停中の運転など法的に認められていない状態での事故
盗難など契約車両の所有者の許可がない状態での事故
地震、噴火、津波、暴動、戦争などの予測不能な災害による事故

 

これらの状態で事故を起こしても、人身傷害補償、搭乗者傷害、車両保険などの自分に対する補償は行われません。なお、不法行為があっても対人賠償や対物賠償などの相手への補償については行われます。加害者に重大な過失があっても被害者は守られるというわけです。

 

飲酒運転やドラッグ使用、無免許運転などは100%運転者が悪いわけですから、その状態で起きた事故では運転者を守る必要はありません。飲酒運転は罰則が厳しくなったことで減少傾向にありますが、運転に自信がある人でも事故を起こしてしまうのがお酒の怖い所です。